夕食後、森の看板を思い出しながらひといきつく。


9月30日。
今朝は久しぶりに
二度寝をやらかしてしまい
寝坊寸前で支度を急ぎ
自宅から駅まで
ずっと速歩きだった。

空を一切見ることなく
日が暮れるまでオフィス内。

どんな天気だったのか。

2011年残り3か月。
特に9月が過ぎるのは早かった。
なんなんだろうこのスピード感。

忙しさもあったんだろうけど
週末まであっというまだったね。

ちょっとパソコンの
マイピクチャを覗く。

どうしたって松本・安曇野の空と
カフェの看板をついつい眺めてしまう。

右手にマウスを持って
繰り返すダブルのクリック。
写真の中の風景が
表現している光や色合いを確認しながら
これはいつごろのだ
これは真冬に撮ったやつだとか
真夏じゃないか?とか

この看板の右手を
奥に行ったら店があるんだ
ここは冬には
閉まってしまうところなんだと

…いやぁこれはやばい。
完全に頭の中では
あそこの森の中に居ると…

誰のせいだ!
誰も居ない。

目の前で母親が
TVを観ながら茶をすする。

いい年こいて
ピュアになってしまっている自分。

決して病ではないぞ
ホームシックともちょっと違う。

遥かな山々の記憶
頼りない祈りは風を招き

憧れ
旅立ち

さりげない樹木の集まりに
鳥たちの翔羽を見送り

生誕の瞬間のときめきのような
静かな安堵の想い…

ふと我に返り
常温であたたまってきてしまった
テーブル上のプレーンヨーグルトを
スプーンで掬って口に入れた。

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