2017Cafe書翰集にて

【訪問日】2017.7.15

安曇野の穂高有明で午後の湿った夏の陽光が降り注いでいる林の中に身を置き、緑の樹々に囲まれて過ごす。『Cafe書翰集』で至福の珈琲時間を満喫しよう。

Cafe書翰集

…とは言っても、無事に都会の喧騒から逃れられた安堵感とか、優雅な時間を取り戻したいとか、ただひたすら楽天的にボーっと寛いでいたいという願いは無情にも先延ばしされ、まもなく心揺らす事態を覚悟しなければならない。誰もが『Cafe書翰集』のマンデリン・スマトラタイガーの芳醇な香りからくる感動に思いもよらず慌てふためいてしまうだろう。深煎りの旨みを究極に引き出したような繊細さが滲み出ていて、苦みを微妙に抑え、ネルドリップでしか実現できないような重厚感たっぷりのがコクがズシリと全身に染みわたっていく。つまり『Cafe書翰集』を訪問する目的は是非とも珈琲を味わうために態勢を整えておかなければいけないのだ。Cafe書翰集

こうした全身に漲る感動がようやく落ち着いた時、店内の窓際に無造作に積まれた古本群の中の一冊を手に取り、パラパラとページを捲りながら自ら無理に語らせることもなく、外の景色に目を留め、心安らぐひとときを過ごすことができる。たまたまなのかもしれないがこの日はBGMにダイアナ・クラールの静かなジャズ・ボーカルが流れていたこともこの店のセンスの良さに感服しなければならない。

お店を出て少しの時間、林の中を散策。山麓線を渡って路地に入り、緩やかな坂を上りながら紅茶専門店やコテージのある隠れ屋レストランを眺め進む。夏の強い陽射しも頭上の緑一色の樹々に遮られて、これが避暑っていうことなんだろうなぁと、しみじみ…
古本

 

 

 

 

書翰集 安曇野店喫茶店 / 安曇追分駅有明駅

昼総合点★★★★ 4.8

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