炭焼 基(川越)

ミニマグロ三昧丼蕎麦セット

【訪問日】9月16日(土)11:30頃

 写真付きのメニューを上から舐めるように見ていく。海鮮丼かミニマグロ三昧丼の蕎麦セットにしようか迷いに迷っているところで、

「…いいマグロが入りましたよ。」

と、カウンター越しから常連らしき女性2人組の先客に、いかにもというようなしたり顔でうそぶく若い料理人の身振りをL字のカウンターの隅の席から一人目立たぬように一部始終眺めていて、よしっ、ミニマグロ三昧丼の蕎麦セットにしようと決断した。

ミニマグロ丼

 初来店だったのでもちろん今は比較できないけれど、もしかしたらほんとに今日出てきたミニマグロ丼のマグロはいつもよりも格別に上質だったのかもしれない。口に入れた瞬間ただの赤身だけでは決して感じることのできない表面にしっとりとした脂の艶と、とろける舌触りに歓喜の笑みが自然に出てしまった。

 蕎麦も田舎蕎麦のように喉越しを心地よく実感しようとしたらややボリュームは足りないけれど、細切りでも歯ごたえにしっかりとした感触。蕎麦独特の風味の味わいも感じることができて、予想外に本格派である。蕎麦湯も、蕎麦湯を飲みたいから蕎麦を食べるというくらいの蕎麦食後の蕎麦湯好きでも、じっくりと優雅な時間を楽しめるはずだ。

 川越のメインロードのクレアモールとは外れたアカシア通りという人気の少ない通り沿いに静かに佇む店構え。ここでまさかこれほどの名店に出会えた幸運に感謝しよう。

 店内は4人席3つにカウンターとそれほど広くはないけれど、宴会用の半個室のスペースもあり、ランチの存在価値は夜の空間への明らかな誘惑作用に機能はしていて、つい”夜の部が楽しみですね。。。”と誰もが饒舌に物語ってしまいそうになるお店である。

 

関連ランキング:京料理 | 川越駅本川越駅川越市駅

昼総合点★★★★ 4.6

コメントを残す